今、大学の授業でリサーチプロジェクトを行っている。
今学期は公共分野におけるリサーチの手法について学んでおり、
実際に現実社会の課題を取り上げ、それに関するリサーチプロジェクト
を立ち上げることで、そのスキルを身につけようとするものだ。
アメリカの教育はとても実践的~!
ま、小難しいことはさておき、何についてリサーチしているかというと、
"社会人の再教育"について調べることにした。
(僕は学生の頃から、教育に関心があるので)
ちなみに、プロジェクトはグループ単位で行われ、僕のグループは4人だ。
もちろん、その中では僕が足を引っ張っていることは明らかなので、
グループに少しでも貢献出来るのであれば、パシリでもなんでもさせて
いただきますという姿勢で臨んでいる。
今日は、実際に"社会人教育"を提供しているカレッジにお邪魔して、
生徒の方たちへのインタビューを行った(社会科学的には、フォーカス
グループという手法なのだが、ま、インタビューみたいなもん)。
生徒の方たちは、ほんとうにさまざまな事情を抱えて、この教育を
受けに来ている。
今より給料のいい職業を見つけたい方もいれば、子育てが終わり
新たな道を見つけたいという方もいる。ドラッグ地獄から抜け出し、
なんとかまっとうな道を見つけようとする方、アフリカからの
移民で英語力を身につけようとしている方、それから、子供が
大きくなってきて、その子供に対して少しでも親としての尊厳を
保つために何十年か振りに勉強を始めた方もいる。
こちらの人は、それを包み隠さず話してくれる。僕はそれらの話を
なんて表現すべきなのだろうか?感動?感銘?共感?
とにかく心を動かされながら聞いていた。
。。。
アメリカには教育に関して、大きな問題がある。
1つは教育格差である。例えば、日本の東大のように、アメリカの
エリート校に入学出来る人間は、社会的にも金銭的にも恵まれた
家庭で育った子供たちだ。
そして、もう1つの問題が、アメリカの義務教育は、日本に比べ
ある意味でずさんなところがあるということだ。
アメリカの信条の1つが"自由"であり、"競争主義"なので、
ドロップアウトする学生をサポートして、無理やり教育をほどこす
というような意識が希薄であるように感じる。
そのため、十分な教育を受けないまま大人になり、社会的弱者と
なる人の数が、日本などに比べ圧倒的に多い。
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少し、話は脱線するが。。。
日本はさまざまな点で、アメリカを模倣してきたように思われる。
しかし(これは私見でしかないが)、日本がアメリカを絶対真似ては
いけないことは、行き過ぎた自由主義に陥ってはならないということだ。
行き過ぎた自由主義、行き過ぎた経済主義の行き着くところは、
とんでもない格差とあふれかえる貧困である。
今回の金融危機が、それらを考え直すきっかけになればいいと思う。
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ただ、教育に関してアメリカの方が優れているなあと思うところは、
日本に比べてまだやり直しがきく社会であるということだ。
アメリカ社会には、1度ボロボロになった人間に再度チャンスを与える
という懐の深さがある(もちろんその人が努力することが必須条件だが)。
私のクラスにも、やり直し教育から始め、その後大学を卒業し、大学院に
進んできたクラスメートが、把握しているだけでも2人いる。
ホームレスから脱却し再び歩き出した人が1人、アルコール中毒から
立ち直った人が1人。本当にさまざまなバッググラウンドを持った人
達が集まっている。
そして卒業後、彼らはNPO、企業、行政、起業などさまざまな分野で
活躍するのだろう。
過去はそれ程問題ではない。年齢もそれ程問題ではない。今、何が出来て
何をやりたいのかが、この国がチャンスをくれる条件となるのだ。
(それとは別に、人種差別という大きな問題もあるが。。。)
ひるがえって、日本。
日本は、本当にセカンドチャンスのない国だと感じる。学校を卒業して
就職した会社、もしくは職種を全うされる方がほとんどだろう。
最近、転職される方も増えてはきたが、転職できる方というのは
学歴や職歴など元々恵まれている人たちに偏っているように感じる。
そう1度その波に乗り遅れてしまえば、なかなか取り返すことが
容易ではない社会。。。
でも、それっておかしくない??
学校を卒業する時の考えなんて、それから変わるもんだろうし、
大人になってから、自分のやりたいことや勉強したいことが見えてくる
人だっているだろうし。ってか、そっちの方が人としてきっと自然だし。
前回のブログにも通ずるところであるが、人間はミスをする(あと、
タイミングを逃す)ものだという前提が考慮されていないように感じる。
例えば、アメリカに端を発した今回の金融危機。
日本に帰っていないので正しい判断ではないかもしれないが、ニュースや
友達の話を聞く限りでは、この震源地アメリカよりも、日本社会の方が
悲壮感に包み込まれているように感じる。
アメリカも、ほんととんでもないことになっていると思うのだが、
新大統領の就任もあり、「もう一度やり直そう」という人々の前向きな
思いが、強く感じられるような気がする。
それは、やり直しのきく社会ときかない社会の持つ思想や習性の違い
なのかもしれない。。。
この問題は、年功序列制度や教育制度など日本社会の基盤に関わる
問題なので、なかなか変えられないのかもしれないが、
ふと、安倍元首相が掲げていた「やり直しのきく社会」という目標が
思い出される。その意味・意義をもう一度考える必要なあるのではない
だろうかと、感じた一日であった。
おわっ、文章にしてみると予想以上に堅すぎたっ!
失礼しました。。。


2 件のコメント:
ご無沙汰ー
セカンド チャンスか
俺にも2回目の春はやってくるのやら・・・
ズレたコメントで申し訳ございません。
久々ですが、元気がなくなると
コメントしてる気がします。
自分勝手でゴメンね。(昔っからか!)
つの
コメントありがたいよ。
いつでもコメントしてください。
僕は、高校の時から、いつも大変なことを淡々とこなしていくつのをすごいなあと思って見ていました。
きっとまた春はやってくる。
7月に日本帰ります。夏休みにはたろーも帰ってくるだろうし、絶対飲みいこうぜ!
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