1/23/2008

地球温暖化2(COP13)

この前の地球温暖化について、「今後どうすればいいのか」
を書く前に、最近の日本の状況について書きたいと思います。

先月の3日~15日インドネシアのバリ島で、気候変動枠組条約
第13回締約国会議(COP13)が開催されました。

この会議は地球温暖化に関する国連下の国際会議で、10年前
COP3で、Kyoto Protocolが採択されました。

毎年開催されているとはいえ、その時々で会議の盛り上がり
度合いが違うのだけれど、今回のCOP13は世界的にとても注目
をされての開催となりました。

その理由は、Kyoto Protocolで定められた温室効果ガスの
削減の対象期間が2008年から始まります(2008~2012)。
それを受けて、そろそろその後、つまり2013年以降の取り組み
についても考えはじめなければならない時期に来ているからです。
これを"Post-Kyoto"と言ったりします。

で、COP13の結果はどうだったかというと。。。
政府による結果発表では、非常に意義のある内容だったように
書かれていますが。。。
いろいろな情報を調べる限り、日本は参加した国の中で、
最も国際的な評価を落とした国だと言えるでしょう。

開催当初、日本は、カナダ、オーストラリア、そしてKyoto
Protocolに批准していないアメリカとともに、2013年以降の
取り組みについて数値的な目標を定めることに反対しました。

そうですね。前回のKyoto Protocolでは、定めた目標に達する
どころか逆に多くなっちゃってる。痛い目にあってるわけです。
さらに、国内では経済界からの反対、国外からはアメリカからの
要請もあって、数値目標設定に反対したと言われています。

で、日本は世界中から大バッシングを浴びます。そりゃそうでしょう。
日本は、その基礎となるKyoto Protocolを採択した際の議長国
なのです。
他の国からしたら、えっ。。。まじで??って感じだと思います。
日本の方針は、その会議中に発表された化石賞ランキング
(最も地球温暖化対策に貢献しない方針ランキング)で1,2,3位独占
という快挙に輝きます。

その痛手とともに、他の国(特にEU各国)からの強い要望もあったの
でしょう。結局、日本は最後に態度を軟化させました。
この、他の国の顔色を伺い迷走する日本の政策提言(僕はど素人
なのでわかりませんが、これも外交戦略と言えば外交戦略なのか
も知れませんが。。)に、結果的にアメリカからも総スカンをくらっ
てしまいます。

今までは、Kyoto Protocolに批准していない唯一の先進国アメリカ
が、世界からのバッシングの対象でした。今回の会議で、日本もそれに
加わってしまったと言えるかもしれません。

さらに、アメリカでは今年11月に大統領選挙が行われます。
アメリカの顔色を見て、反対にまわった日本ですが、アメリカの
大統領が変わり、政策が変われば、もしかすると日本だけが孤立して
しまうという可能性すらあるのです。

もちろん、国家戦略そして外交戦略は、環境政策ばかりが対象に
なるものではありません。ただ、今年行われるサミットでも環境問題
は大きな柱となると言われているように、環境政策は国際政治における
大きなファクターになってきているもの確かです。

今回のCOP13での、日本の成果は、あくまでも素人考えですが、
マイナスの要素が際立っていたと言えるのではないでしょうか。


話を少し国内に戻して、僕にはわからないのですが、このCOP13
の話題は、どのくらい国内の関心事になっていたんでしょうか??
どのくらい報道されたんでしょうねえ。

しつこいようですが、以下は、専門的知識を十分に持っている
わけではないので、感想の域を出ないかもしれませんが。。。

僕が日本を出る前、つまり昨年の8月まで、ニュースの話題に
なっていたのは、国民年金の話と行政・企業で相次ぐ不祥事
だったように記憶しています。

もちろん、不祥事はやってはならない事ですし、糾弾するべき
ことだとも思うのですが、誤解を恐れずに言うと、そればっかりに
報道の時間を費やしていていいのかなあとも思うのです。

例えば、国会でも不祥事についての意見応酬で、相当な時間を
かけている。もちろんそれも重要なのですが。。。
あの国会に出席されている議員の時給を考えてみたり、議会の
本来の目的は立法であることなどを考えると、もっと生産的な
ことに時間を費やすべきだと思いません?

その根本問題は、あまりに複雑でどす黒いような気がしますので、
僕などにはまとめきれませんが、行政にも、報道するマスコミにも、
その報道を見る市民にも問題があるような気がします。

で、次に年金問題。これもとてもとても重要な問題だと思うん
ですが。。。これって、きっと答えはもう出てると思うんです。
もちろん記録を失った社会保険庁が悪いとも思うんですが、
でも、基本的にこの少子高齢化社会で、以前の年金の仕組みが
破綻するのは、ある意味仕方がないところもあると思うんです。
大きく仕組みを変えなければならない。最終的には税制にしな
ければ、もたないのではないかと僕は思います。

ながながと書きましたが、何が言いたかったかと言いますと、
今、日本で最も大きな話題にすべきは、年金や不祥事ではない
んじゃない??ということです。
個人的には、国の莫大な借金の問題、そしてこの環境問題などが
もっと大きく扱われてもいいのではないかと思うのです。


なんかさ、文章に書くと堅くて嫌なんだよね。

ま、ミスチルも歌ってる
     今 社会とか世界のどこかで起きる大きな出来事を
     取り上げて議論して
     少し自分が高尚な人種になれた気がして
     夜が明けて また小さな庶民
って感じですなぁ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

COP13の話題は、日本でも当然報道はされてたで。でも、それが3日は続いてないと記憶してます。年金問題は個人に送付したお知らせが分りにくいとかで再送付(必要経費1億ウン千万)するなどいって又、叩かれてます。

ちなみに、K大学の二酸化炭素排出量は1990年の2倍!(キャンパスを拡張したり・・)
最近はやっと環境報告書等が作成されたり、先日報道されてましたが、各部局から使用エネルギーについて課金し、そのお金を環境対策費に当てる事となりました。(日本初)

しかし、ryuさんは建築の事も良くご存知でさすがですねー。
京都では路面電車についての市場テスはやってるみたいです。四条通りも車線を減らして、歩道を拡張し一般乗用車が入れない実験も昨年やってました。

住宅は、最低でも100年(親子3代)ぐらいは普通に生活できる物であるべきだとつくづく思う今日この頃です。

Ryujiro さんのコメント...

K大学の環境税導入の話は、ニュースで知りました。まじ、かっこいいよね。

環境税には結構興味あるので、また整理していつか書きたい。

建築のことは全然わかりません。でも、つのは建築士の資格持ってるし、環境にも興味があるのなら、いつかすごく素敵な事が出来るかもしれないと思います。
僕はそんな資格もないので、すごい羨ましいです。
ほんと建築って大きなウェイトを占めてると思うんだよね。
ほんと100年くらいもつ住宅建てるべきだよね~