【8月31日】
いざ!グレイシャー!!
朝起きてみると、外がやけに暗い。
もしやの。。。大雨。
天気予報を見るが、これからさらに天気は悪化する模様。
本日の予定は、氷河湖遊覧船とトレッキング。。。
予定を急遽変更し、国境を越えてカナダに向かうことにする。
カナダ側にあるウォータートンNPに行くが、ここも視界不良。
明日の早朝には、日本に帰国する友達。
このまま山を全く堪能できずに帰れば、何のためにはるばる
日本から来てくれたのか。移動だけしに来たようなものである。
駄目もとで、もう一度グレイシャーNPに行くことにする。
天気は一向に良くなる気配はない。
ビジターズセンターに行くと、そこには日本からインターンシップ
で来ているボランティアスタッフがいて、その人に話を聞くと、
「峠は雪が降っているらしいです。もうすぐ通行止めになると
思います。」
もちろん僕の車は夏タイヤ。
でも、せっかく日本から友達が来てくれているので、行ける所
まで行ってみようという話になり、山を登り始める。
霧がどんどん濃くなり、視界が数メートル程になる。
時速20kmほどでゆっくり進む。
降り続く雨が、徐々にみぞれに変わる。きっと峠は雪が降ってる。
他の車にほとんど出会わなくなる。
もうすぐ峠だ。まだ積もってはいない。
峠を通過し道を下り始めると、急に霧が晴れていく。
そして、眼下には神秘的な世界が。。。
グレイシャーがその美しい姿を少し僕らに見せ始めた。
視界良好とまではいかないが、頂に雲を被った姿はそれはそれで
味わい深い。。。西側の雲の切れ間から夕日が差し込む。
"天空の城ラピュタ"を彷彿とさせる。
その山と谷の姿に友達のテンションがあがる。満足した様子だ。
それをみてホッと一安心する。
さらに帰り道、熊に出会うというおまけまで付いて、終わってみれば
結構充実の一日となりました。
【9月1日】
5時半起床。友達を空港まで見送りに行く。
たった3日の同行だったが、思い出深い3日間だったように思う。
空港をあとにして、1人少しセンチメンタルになりながら
ホテルに戻る。"スピードとナイフ"を聴いてテンションをあげる。
ホテルに戻ると奥さんと子供は、まだ寝ている。
今日で旅行8日目。みんな疲れが溜まっている。
洗濯機をまわして、二度寝する。
10:30出発。
もう一度、グレイシャーNPに向かう。
峠はやはり雪。外はマジで9月1日ですか!?という気温。

雪が降り積もる前に峠を離れる。
こんな天気では、やることないなあという話になり、
早めにホテルに向かう。
と、これが大正解!!
ホテルの周りの環境が最高に良かったのだ。
僕らが泊まったホテルではなく、もう1つある別のホテル(料金高)が
湖の畔という最高のロケーションにあり、早速そこに向かう。
そのホテルのロビーがさ、それはそれは素敵で。。。
ロビーの真ん中に大きな暖炉があって、それを囲むようにソファーが
並べられ、そして目の前には至高の景色が!!
みんなそこで、コーヒー片手に読書などを楽しんでいて
「これが本当の贅沢なのかと」思い知ったのである。

こんなに心地の良い空間って。。。
今まで経験したことのない種類の空間、なんて表現していいのかわからない。
知らず知らず記憶が遠くなり、一時間程ウトウトする。
その後、パスタ(アメリカに来て一番の味だった!)を食べ、就寝。
【9月2日】
チェックアウトした後、もう一度湖畔のホテルに立ち寄り、その後
みたびグレイシャーNPに向かう。
この日はグレイシャーに来て、初めての晴れ!!
http://www.nps.gov/glac/
ほんとは、お前はそんな美しい姿を霧に隠していたのか?
前日の雪により化粧をした山々がその美しい姿を現してくれました。
昨日までは、雲が掛かるのもなかなかオツですなあ、なんて思っていたが、
やっぱり晴れの方がいいっすねぇ。

僕が山が好きだからかもしれないが、今回訪れたNPの中で
グレイシャーNPが一番好き。
気を抜くと涙があふれてきそうな、そんな景色です。
午前中のうちにグレイシャーとは別れて、再びスポケーンへ。
10日に及んだこの旅行も明日でいよいよ最終日。
程よい疲れとめくるめく思い出からくる感傷が、アンジェラの"手紙"に
とっても合うような気がして、繰り返し聴く。
【9月3日】
最終日。
午前中をスポケーンのRiverfront Parkで過ごす。
ふるさと西宮市の姉妹市なので、その名前だけは何度も耳にしていた
スポケーン。
そこは、大きくもなく小さくもなくジャストサイズの素敵な街でした。
公園のドーナツ屋のおじさんが、Soraを見てピーナッツをくれる。
リスにやれというのだが、これにSoraがハマった!!
「あの、、、Soraちゃん、そろそろ出発しませんかね??」
あれだけ苦労して行ったどのNPよりも気に入ったようで。。。
予定より随分遅れて、スポケーンを出発。
ここから家まで約500km。最後の道のり。
途中シアトルで買い物をして、家に到着したのが21:00。
事故なく無事に帰ってこられたことに一安心する。
そして、ひたすらに長かったドライブ旅行に、文句を言わなかった
娘とその相手役の奥さんに感謝する。
この旅行を、彼女はいつまで覚えているのだろうか?
4歳の彼女の記憶には残らないのだろうか?
あのひたすらに大きかったアメリカ大陸。
不思議で神秘的なイエローストーン。
そして、鳥肌が立つほどに美しいグレイシャー。
10日間の思い出が、彼女の無意識のどこか、細胞の一部に
少しでも残ってくれるならば、それは素晴らしいことだと思う。


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