8/12/2008

無名

だいぶ前、宮本輝さんの小説について書いたが、僕がもう1人
好きな作家に沢木耕太郎さんがいる。

沢木さんと言えば、なんといっても"深夜特急"シリーズですね。
旅行好きの方なら一度はハマった記憶があるのではないでしょうか?
僕もそのご多分にもれず、バックパック旅行してた頃、"深夜特急"
を読んでは、次の旅行の候補地を決めていたものです。

でも、沢木耕太郎さんの魅力は、紀行文のみにあらず。
本業はドキュメンタリー小説です。その圧倒的な取材量に裏付けられた
事実を、稀代の文章力によって、豊かな物語に変えてしまう。

そして沢木さんが一貫してこだわられていること、それは常に日の当たる
「勝者」について書くのではなく「敗者」にスポットを当てるという
視点です。


今回は、そんな中から「無名(2003)」をご紹介したいと思います。

この私小説における"無名"な人物とは、沢木さんのお父様。

一合の酒と一冊の本があれば、それが最高の贅沢。
そんな父が、ある夏の終わりに脳の出血のため入院した。
混濁してゆく意識、肺炎の併発、抗生物質の投与、そして在宅看護。
病床の父を見守りながら、息子は無数の記憶を掘り起こし、
その無名の人生の軌跡を辿る。(幻冬舎 書籍紹介より)

そして、息子はそれまで親父について知らなかった"あること"を知ります。
それは、親父が人知れず俳句を書き綴っていたということ。

息子は、父が生きている間にその句集を作ろうと決意します。
果たして、その句集は父が生きている間に届けられるのだろうか。。。

という私小説(だったような。。。)

沢木さんは、句集を作る過程で父に関する無数の記憶を思い出し、
そして気付きます。

この無名の人の"凄み"を。
何も目立つことのなかった父が、粛々と生きぬいてきたという"凄さ"を。

同時に、それ程関わりが強かったと思わない父から、至極普通の中年と
思っていた父から、多大な影響を受けていたということについても
気付かされます。

自分の文体が、父親のそれにとても似かよっているということを
知るのです。
意識的にか無意識にか、はたまた先天的にか後天的にか、父の"さが"
や"業"は息子へと引き継がれ。。。


現在の極端な経済主義社会おいては、金銭的に成功しなければ、
もしくは有名にでもなれなければ、立派な人間だと思われないような
そんな社会的風潮があるように感じます。
そんな中、ごく普通にまっとうに生きる"無名"の生き様に焦点が
あてられた作品です。
そして切っても切ることの出来ない親子の繋がり。血脈。父親の背中。。。


ごくごく普通の公務員をしている僕としては、感じるところが大きいわけ
でありますなぁ。

8/01/2008

行政を語ってみる

高校野球が始まりましたね。
盛り上がっているんでしょうか?

僕は宮っ子ということもあり、高校野球大好き。
"勢い"で無名なチームが勝ち進んだり、大逆転したり、
プロと比べるとドラマチックな展開がたまりませんな。

それから五輪。盛り上がっているんでしょうか?
こっちは全然盛り上がっていません。スポーツニュースも
MBAなどプロリーグの話ばかり。五輪の話なんてほとんど出ない。
えっ、アメリカってそうなん??もっと愛国心の塊で、五輪では
燃えるのかと思っていたが。。。


さて、今回は行政・政治について少し考えを整理したいと思って
います。
僕はこちらに行政学を勉強しに来ているので、一年間学んで
感じたことをまとめておきたいんだよね。

おもんない内容になること必至ですが、ご了承ください。


アメリカで一年間行政管理学を勉強してきて思うのは、
こちらでは、行政に対して学問的というよりは、より実践的
な方法論としてアプローチしているように感じています。

例えば、行政・政治の世界によく見受けられる不正。もしくは、
"何故、政策は民意を反映したものにならないことが多いのか"
という普遍的な課題。

日本のテレビや新聞などの論調は、ひたすらそれを糾弾しますよね。
「そんなことあってはならない!」と論じる。
いや、確かに絶対あってはならないことなんです。政治家は本来
自分の利よりも市民全体の利を優先させなければならないっ!

確かにそーなんですが、精神論・モラルの問題と片付けてしまう
ことで、逆にその問題の解決から遠ざかっているように思うんです。

アメリカでは、もちろん不正はいけないんですが、そこに陥って
しまう危険性があるということを認めてしまうわけです。
その上で、それを出来るだけ防ぐためには、どういう仕組みにすれば
いいかのを考える。

日本人は、ある種潔癖すぎるので、不正に陥る可能性を認めた
がらないわけです。「そんなことは絶対あってはならない」と。。。
だから、その先になかなか進めない。
それは日本人の美学でもあると思うんですが、実践的かどうか
ということになると決してそうではないと思います。

話がちょっと抽象的なので、もう少し具体的な話を。

企業にとって最優先事項はなんでしょう?
それは利益を生み出すことではないでしょうか。
それが株主の利益なのか、従業員の利益なのかは別にして、
利益をあげることが第一の目標であることには変わりないでしょう。

では、政治にとって、企業で言うところの利益にあたるものは
なんなのでしょうか?
それは"票"だと思います。政治家はなんだかんだ言って、"票"を
獲得するために動くのです。

もちろん政治の目標は、「世の中をよりいいものに変えていくこと」
なんですが、そう言ってしまうと企業活動をはじめ全ての社会活動が
そうだと言えるのではないでしょうか。

そうではなくて、企業人が利益を求めて働くように、政治家が
何を最優先させるかというと、"票"だというのが事実だと思います。
それは、少しわびしいことに聞こえるかもしれませんね。
でも、これは仕方ないことでもあると理解しなくてはいけないと
思っています。

政治家は、選挙に落選してしまっては、地位も報酬も失ってしまう
のです。
もちろん「世の中を良くする」という思いもお持ちだと思いますし、
とても大事なことなのですが、きっと自分がその立場に立って
考えてみると、ほとんどの人が"票"を獲得するためにはどうすれば
いいのかを真っ先に考えてしまうのではないかと思います。
それが社会で生きる人間のごく自然な発想だと思います。

それが理解できると、
"何故、政策は民意を反映したものにならないことが多いのか"
という問題もおおよそ理解出来ます。
これも"票"を得るためです。
中でも"組織票"というやつが、大きな力を持ってきます。
つまり、民意から少しかけ離れていても、組織票を稼げるような、
政策や公共事業が行われる傾向があることがわかるのです。

そんなん当たり前やんってことを偉そうに言っちゃってますねー。
こう書いちゃうと、誰でもわかってる、もしくはすぐに理解出来る
ことなんです。。

でも、日本での議論は、まずそこをスタート地点にはしていない
のではないでしょうか?
そして、そこをスタート地点にするとその先の解決策が見えてくる。

ではどうやって、民意を政策により盛り込むことが出来るのでしょうか?


行政で働いてまだ5年のひよっ子が述べるのもはばかられますが。。。
僕の現時点での考えでは、「議会の改革」が1つの有効な策だと思います。
地方分権を言われて久しい今、市民の生活により近い"地方議会"には、
少なくとももう少しは民意が反映されるべきです。

市議会や県・府議会でどんなことが行われているかって、把握されて
いる方少ないんではないでしょうか?

でも、これって日本のように議会制民主主義に基づく国においては、
めちゃくちゃ重要なことなんですよね。
制度上、議員の方というのは市民の代表者なわけですから。
逆に言うと、議員の方が認めたことは、制度上は市民が認めたことに
なるわけです。

で、次に議会および議員はどれだけ民意を代表しているかという問題に
なりますよね。それって、もう言わずもがなですよね。。。


その解決策として、今考えているのは以下の2つ方法です。

 1. アメリカの市議会では(ま、州や自治体によっても違うよう
   ですが)、市民が自由に出席して発言出来る仕組みになっています。
   市議会では半分以上の時間を、一般の市民が発言しているんです。
   で、議会はそれを踏まえた上での結論を下します。
   もちろん、その発言している市民の意見が偏っている危険性も
   あるのですが、とにかくそういう問題点のよりも、民意(民主主義)
   を実現するためには、どうすればいいのか考えて出来た仕組みで
   あると言えるでしょう。

 2. 次に、より多くの一般の市民が議員になれる仕組みが必要です。
   先程も述べましたが、議員の方というのは落選してしまうと
   地位も収入もなくなってしまう、めちゃくちゃリスキーな立場で
   選挙に臨まれるわけです。結果、もともとそこに地盤を持つ有力者
   か自営業の方、弁護士など資格者、組織票の上に立った候補者など、
   選挙に落ちる可能性が極めて低いか、落ちても生活に困らない方だけ
   に限られてしまうのです。
   それでは、全体の民意は反映されません。
   企業のサラリーマンや公務員、教師など幅広い人が政治に
   関われる(選挙に落ちるor任期を終えてもすぐに元の職に戻れる)
   社会の仕組みが必要だと思っています。
   そういう意味では、来年から実施される「裁判員制度」が、
   一般市民が"自治"に関わる最初の流れになるかも知れません。


もちろん行政・政治の問題は山積みで、それだけで解決することでも
ありませんが、「地方議会改革」は、これからの行政・政治・自治を
考える上で重要なポイントの1つであると思っています。


これ以外にも、行政を考えるうえで欠かせないのが、「何故公務員の仕事は、
民間に比べて非効率なのか」という問題ですね。
これも、その根源にある原因を探ることで、その解決策が見えてくると
思っています。(公務員の元々の能力が民間の方の能力よりも全体的に
劣っているとは思いたくないし、僕は思っていません)
ま、それはまたの機会に整理して書ければと思います。


もっともっと行政についてお詳しい方にもこのブログをご覧いただいて
いるので、大変恐縮ではありますが、もしご意見・ご指摘などございま
したら、ご教示いただければ幸いです。
それは勉強になりますし、本当にありがたいことです。

ってな感じで、たまの真面目な話でしたーっ。

7/29/2008

BOSE

久しぶりのブログ。ちょっと変な感じ。

こないだの土曜日に夏講座が終わりました。
夏講座は、通常2ヶ月でやる授業を1ヶ月で集中してやるので、
結構スケジュールや宿題がタイトで難儀しました。

夏講座では、統計学と経済学を受講したんだ。
統計学ではアメリカ人が極端に数学に弱いってことが判明。
ま、アメリカは長所を伸ばす教育方針なので、苦手な分野は
とことん苦手ってこともあるんだろうけど、それにしても。。。

で、経済学は結構ためになりました。
また機会があれば経済を勉強しながら感じたことをこのブログ
に書ければと思ってます。


で、で、夏講座が終わり、僕は夏休みに入りましたっ。
夢にまで見た夏休み!!満喫させていただきまーす。


夏休みに入って、まずやろうと思ってたこと。
それは。。。髪を切ることです。

毎年、夏は暑いから髪を短く切ってんだよね。
こっちはそんなに暑くないので、短く切ってはなかったんだけど、
夏講座の宿題に追われてた時、なんかめちゃうっとしくなってきて、
で、切る事にしました。

こちらでの散髪は結構苦痛な時間。いまいちディテールまで伝え
きれないし、ってかそんな細かい要望に答えてくれないし。
なんせ5分くらいで終わるから。
ま、安い散髪屋行ってんのもあるんやろけど。。。

今回もこっちの要望を伝えてはみたが、僕の英語不足なのか向こうの
サービス不足なのか、見たからに適当にチョキチョキやり始めた。

ま、いっか。
で、短くしてって言ったので、メインはバリカンですな。
ほーほー、人の髪と思って結構思い切りいいですね、あなた。

で、「どう」って?
早っ!!

結構短くなってはいたが、もうちょっとだけ短くしようと思って、
「あと1cm」って言ってみた。

「えっ。。。それって1cm??」

あいにくではございますが、こちらはインチ方式を採用しております。
1センチを1インチと受けとられてしまったようです。
ちなみに1インチ=2.5cm。。。

ってか坊主やん?

それもイケてないことに、中途半端な坊主なのです。
山に篭って1ヶ月くらいの修行僧っての?
高校球児が引退して、髪を伸ばしはじめたところっての?
わかる??あの中途半端な無精な感じ。

家に帰ってもいまいち納得がいかず、私、腹決めました。

次の日バリカンを購入。自分でアレンジしてみました。

奥さんに後ろガタガタやんっ!とか言われつつ。
じゃ、直して?とかお願いしつつ。
ま、ええねんっ!
ここはなんでもありの国、"アメリカ"やろっ!?


そーいえば。。。
僕は小さい頃の夢が、お坊さんになることでした。

多分、僕の両親が寺社巡りが好きだったためでしょう。
正月になると京都に旅行に行って、寺社を巡るってのが、
山根家の慣わしになっていたように記憶しています。
家帰れば、熱心な仏教徒ってわけでもないくせにね。

僕は特にお寺の雰囲気がすごく好きだったらしく。
住職の説法などを、家族の誰よりも熱心に聞いていたようです。

あとお寺の壁とかに掛かってる、あれなんて言うんやろ?
訓言って言うのかな?"何とか十箇条"みたいなやつ。
ああいうのを読むのが好きで。

ある時、大覚寺というお寺でその訓言ってのを1人音読してたらしく。
するとそこに御住職が通りかかって、このチビにしては珍しいと
頭をなででくださったのを憶えています。

その手がとても大きく、包容力に溢れ。

そして、僕はお坊さんに憧れを持つようになりました。
親に「大きくなったら何になりたいの?」と聞かれ、「お坊さん!」
と答えていました。

しかしその後、僕は大きくなり。生意気になり。
そんなことも忘れ。。。


そして、父親が他界した時、僕はまたとても素敵な御住職に出会う
ことになります。
それは、父の告別式を執り行ってくれたお寺の御住職でした。

あの時、父を失いパニクっていた僕に、
「お父さんの分もしっかり生きなさい」と
その御住職はそんなことを言ってくれたように記憶しています。
小さな事ですが、それが心に残りました。

その後、あの地震があった時、その御住職は地震直後にうちまで
様子を見に来られました。全ての檀家を廻っていたのでしょうね。
とてもうれしく、そして何故かとても安心したことを憶えています。

父親を亡くした僕にとって、その御住職は父なるものの1つの
象徴だったのかもしれません。


アメリカで髪を坊主にして、そんな事を思い出すなんて。
これも夏休みに入ったゆとりからくるものなのだろうか。。。

7/06/2008

NPをたづねる

この留学の"裏目的"
それはアメリカのナショナルパークを行きまくること!!!

などと言うと不謹慎かもしれんけど、でもせっかくナショナル
パーク発祥の地に来ているわけで、出来るだけ多くのナショナル
パークを訪ねたいと思っている。

ってなわけで、6月の休みの間に早速2つのナショナルパーク
に行ってきました~

あまり時間が取れなかったので、家の近くの、グランドキャニオン
やヨセミテと比べるとそれ程メジャーとは言えないところに行った
んだけれど。。。

それでも日本では見られないような豪快な自然を堪能してきました。
改めてアメリカの懐の深さを思い知ったさ。

まずは、オリンピックNP
http://www.nps.gov/olym/

実はここは世界自然遺産にも認定されていて、温帯なのに雨林が
広がっているっていう世界でも珍しいところなのです。





山頂は寒くて、、、まだ雪(ってか氷河の末端?)が残ってました。


その3日後ぐらいに、ノースカスケードNPってところに行きました。
http://www.nps.gov/noca/

ここは行く前想像してたより、ほんと凄かった。
僕の大好きな、"岩山"&"雪"が満載やった。

カナディアンロッキーに行ったことがあって、そこに比べたら全然なんちゃうん?
って行く前は思ってたんだけど、カナディアンに匹敵するか。。。いやもしかすると
それ以上の荒々しさで僕らを出迎えてくれました。

ノースカスケードという山は、日本と同じ環太平洋火山帯に含まれていて、
山としてまだまだ若い山だと思うんです(ロッキーはかなり古い山)。
若い山ほど、その岩肌は荒々しく、そして男心をくすぐります。



これ!見てこれ!!
この見事なまでのV字谷。どうよ?これ、どう??
高校時代に地理を専攻した皆様にはたまらないのではないでしょうか?

そしてこの際々まで車道を造ってしまったという、アメリカ大資本主義。
ちょっと興ざめですな~。
ま、そのおかげでこの自然を間近で堪能出来たわけですが。。。



とても良い所だったなぁ。。。

このマイナーNPでこんなに凄いなら、メジャーどころはどないなってんねん!
と期待は膨らむばかりです。


突然、話が変わるんだけど、

とても大事な友人がこのたび結婚することになったそうです~!
こんなところで申し訳ありませんが、うれしくなったので書きます。

心よりおめでとう。
幸多かれ!!!

6/09/2008

Nausicaä

今、朝の4時半。

何をしてるかと申しますと、今さっきまでNETで
"風の谷のナウシカ"を観ていました。
で、この感動を誰かに伝えたくて、ブログまで書いてる。
馬っ鹿だよねーー。
でも、学期が終わって今は小休憩期間なのでええねんっ!!

でも、ナウシカって何度観ても感動するよね。
そして、観る度に新しい発見というか、あっ実はこんなことも
伝えたかったんじゃないかって思うことがあって、いつも新鮮。

どんだけ深いアニメやねんって思います。

僕がTutorをやっている日本語クラスの中にも、大の宮崎ファン
がいて、話すことない時は、とりあえずナウシカやらラピュタ
やらの話をしてます。
なら、どんどんマニアックになっていって、実は途中からついて
いけないんだけどね。でも「そうそう」って聞いてる。。。

去年、仕事の関係で、日本語を話せる外国人に会う機会が結構
あったんだけど、日本語を習い始めたきっかけが日本アニメ
っていう人が結構いて(ってか半分以上そうだった)、恐るべし
アニメの力って思うよ。

アニメはネオ・ジャポニズムの中心的役割を果たしているわけ
ですなぁ。

でもでも。やっぱりそん中でも最高峰はナウシカでしょ。


忘れもしない。
小学校3年生の時、友達のお母さんに連れられて、梅田の映画館
にナウシカを観に行ったんだ。
途中、甲子園口のファミリーマートで、エビピラフかなんかを
買ったことまで憶えてる。

実はね、別にナウシカを観に行きたかったわけではなく、ってか
ナウシカの存在すら知らなかったんだけどね。
2本立てで、アニメのシャーロックホームズ(犬のやつ。知ってる
??)がやってて、そっちを観に行ったんだよね。

その頃、学校でホームズ&ルパンごっこが流行っててさ。
(僕はいつもアルセーヌ・リュパン役やってたけど)

したら、自然と同時上映のナウシカも観ることになって、
そして、僕は衝撃を受けることになったのです。

正直、シャーロックホームズなんてどうでもよくなってさ。
ナウシカを観た衝撃から、いまいち立ち直れないまま家路に
ついたように記憶しています。

その自然破壊とか戦争とか、そういうことを考えたのではなく
本能的に何かすごいものを観てしまったというか、意味もよく
わからないが、とんでもないメッセージを受けたと思ったのでした。

そして、

ラン ランララ ランランラ
ラン ランララ ラ

って、ナウシカの回想シーンに流れる曲があるでしょ。
中でもあの曲がね、頭ん中から離れなくなって。。。
ずーっとずっと、その曲が何の曲だったか忘れるくらい大きく
なる頃まで、何か淋しいことがあったときや、自分の内面を
志向した時なんかに、自然にあの曲が頭の中を流れていました。


言わずもがな、あの映画は自然との共生や人間の強欲・争いを
テーマにしているのだと思われますが、20年以上経った今も、
というか、まさに今世界が直面している問題に対してのこれほど
強いメッセージを送っているということに驚かされます。
とてつもない人たちが創ったんだなあと思います。

それとも、世界が抱える問題の根本は、時代が変わっても
それ程大きくは変わっていないということなのだろうか?

いずれにせよ、これからも愛され続けていく映画なのでしょうね。
子どもがもう少し大きくなったら一緒に観たい、そう思います。

6/06/2008

第一学年終了!

昨日で今学期終了っ!!
ってか、今学年終了!!

正直、やっと終わったって感じだ。
特に今学期は、4月にWeekend classが2回あったのと、
学年末のレポートとプレゼンが重なってあったので大変だった。


僕がプレゼンをすると、クラスメートがほんとにすごく賞賛して
くれるので、嬉しいし、とてもありがたい気持ちになる。
そして、拳をぶつけ合ったり、ハイファイブしたり。。。
日本では赤面ものかもしれないが、こちらでは少しかっこいい。

でも、それはまだ第2言語でプレゼンをしているというハンデに
対しての賞賛なのだと思う。

僕のクラスメートは、ハンデを持った者をみんなでカバーしようと
する考えの持ち主たち。確かに普段は、お互いをバカにしあったり、
嫌味を言ったりもしてるんだけど、ハンデを持ってる者や弱者
に対しては絶対しない。

彼らはそれをごく自然にやっているし、それは本当にかっこいい
ことだし、リスペクトすべき文化だなあと痛切に感じている。


プレゼンに関しては、正直僕のレベルはまだまだ低い。
今の僕は、まだ英語で資料を作成しスピーチをするということ
だけで精一杯な状態なので、深いところまで分析して、それを
論理立てて説明するということは出来ていない。
僕の分析は、自分でもわかるくらい表面的なものだ。

それに、プレゼンって、聴いてる人を惹き付ける表現や間合い
が必要だと思う。同じ内容を表現するのにも、この単語より
この単語を使った方がインパクトがあるってなように。
日本語なら、なんとなく感覚的にわかるじゃん、そういう
魔力を持った言葉。
でも英語の世界になると、その言葉の奥にある背景・成立ち・
含意というやつがさっぱりわからん。
これでは魅力的なプレゼンやスピーチは行えない。


言葉の壁は思った以上に高いので、正直、どこまで伸びるのか
わからないが、
あと一年経った頃に、少しでもみんなのレベルに追いつき、
少しでもハンデ無しの拍手を受けることが出来れば、それは
ほんとうに素敵なことだなあと考えたりする。


しばらくすると夏季講座が始まる。
少し休んで、またこの自分の思っていることを表現し切れない
歯がゆさと向き合うことになる。
この休みの間に、英語を少しか上達させられればと思う。

5/30/2008

ケンタッキーとリーバイス

世の中の食べ物の中で何が一番好きか?
と聞かれたら、きっとケンタッキーフライドチキンだと答えるだろう。

確かに、寿司は美味い。特にハマチはヤバい。
ラーメンもかなり好き。学生の頃、友達と1日4軒とかラーメン屋を
巡り点数を付けてまわったこともある。

しかし、一番となると。。。やっぱりKFCなのだろう。
真似しようとしても出来ない、なんなんだあのレシピは!
カーネルサンダースは、歴史上の天才の1人であると思う。

こっちに来る前は、アメリカに来たら、KFCがきっとそこたら中に
あって食べ放題なのだろうと思っていた。
あまりに頻繁にKFCを食べ過ぎて、嫌いになったらどうしようか、
などと意味の無いことを考えてさえいた。

しかし。。。僕の街にはKFCがないっ!のである。
はぁ~!?
甲子園口にも西北にもあるやん。ここにないってどういうことやねんっ!

確かに、車で高速を走ればKFCに行くことは出来るのだが、
「あっ、めちゃケンタッキー食べたいっ」って思って、軽い気持ちで
行けるところがまたファーストフードの魅力やん。

なので、こっちに来て以来、KFCにずっと行っていなかった。
スーパーの惣菜コーナーで、スーパーオリジナルのフライドチキンが
売られていて、それを食べて僕の欲求をごまかしていた。

それがさ。。。
最近、家からごくごく近くの隣町にKFCがあるのを発見しちゃいましたー。

で、満を持してKFCへ。
久々のケンタッキーは膨らみ過ぎた僕の期待を裏切ることはありません
でした。そして忘れかけていた感動が再び!ヤバいっ!美味いっ!!
僕の家族は、子どもも含めてみんなKFC大好きなので、奪い合うように
肉を頬張りました。

あー、「スーパーのチキンも結構イケるやん」って思ってた俺のバカ!!
KFC好きを名乗るには、ほんと恥ずかしいことをしたなって思うくらい、
KFCのチキンは、スーパーのそれとは違い。。。

これからは、事ある毎にKFCに通うことになりそうです。


あと他にアメリカに来て「意外に無いな」って思ったものに、ジーンズ
(ま、僕はジーパンって呼んでますけどっ!)があります。

あるねんけど、種類が少ない。あと、ジーパンの色落ちのさせ方が
いまいちやねん。細やかさがないねん。
あと、リーバイスとかラングラーを売ってる店がめったにないんだよ。
いやいやいや、リーバイスってアメリカやん?!

学生の頃、ジーパンをたわしで擦り、色落ちさせていたことを思い出し、
真っ紺のジーパンを買ってきて、あと、たわしがないので紙ヤスリを
買ってきて、10数年ぶりにそれをやってみることにしました。

風呂に篭ること30分。。。

ほーほー。結構イケてるじゃん。
色の落ち方は、まだ十分ではありませんが、こっちいる間に徐々に
育てていくという楽しみを持つことにしました。


日本って、消費文化が世界一進んでいるって聞いた事あるけど、
やっぱり何でも揃っているんだなあと実感する日々なのです。