今学期は、通常の行政のクラスに加えて、環境のクラス「地球温暖化」
も受講することにした。
もともとが環境・エネルギーの勉強をしたくて、大学院を志望したので。
でも、通常クラスに加え、環境のクラスも取るとなるとついていくのが
とても大変。。。
なので、今回のブログは、勝手ながら提出するレポートの整理をする
という目的も兼ねて書こうと思っています。
なので、お堅い話になること必至。興味のない方には、申し訳ありません。
このクラスで、課題書なっているのが、IPCC『気候変動に関する政府間
パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)』による
環境報告書です。
IPCCって何やねん?ってことですが、国連の下部組織として「地球
温暖化に関する科学的知見の集約と評価」を目的に設置された学術的
機関で、アル・ゴア氏とともに、2007年のノーベル平和賞を受賞
しています。
漢字多くてよーわからんですねー。もうちょっと平たく言うと、
地球温暖化と一言で言っても、学者によっていろいろな意見があるし、
極端な学者によっては地球温暖化自体を否定している人もいるわけで。。。
なので、IPCCは、世界中の専門家の意見を集めて、地球温暖化に
ついての国際的に認められた標準的な考えをまとめましょう、という
ことを目的にした国連機関なんです。
今年、日本でサミットが開催されますが、例えばこのサミットの中で、
先進諸国が環境への取り組みを行いましょうなどという時に、この
IPCCの報告書が参考データとなるわけ。
まあ、難しい話はこれくらいにして、
書かれている内容の中から、地球温暖化のため今世紀中に起こるで
あろう現象をいくつか紹介すると、
・今世紀末までの平均気温の上昇幅は概ね1.8~4.0℃と予測される
・今世紀末における海面の上昇量は、18~59cmと予測される
・1.5~2.5℃の平均気温上昇により、約20~30%の種の動植物が
絶滅の危機に瀕する
・寒い日や寒い夜が減り、暑い日や暑い夜が増える
・熱波の頻度が増える
・大雨、洪水の頻度が増える
・一方、干ばつの影響を受ける地域が増える
・台風など熱帯低気圧の活動度が増加する
などなどです。
でも、これって個人的には楽観的な予測だと思っています。
実は、もっと深刻な状況になるのではないかと。。。
そして、このIPCCの報告書は地球温暖化だけにテーマを絞った
報告書であるということにも考慮すべきだと思います。
今後の人口爆発や、エネルギー資源だけではなく水・食資源の
不足なども考えると、もっと深刻な状況が将来待っている可能性
があります。
じゃ、このような状況下にあって、いったいどうすんねんって話ですが、
国際的な取り組みとして有名なのが、京都議定書(Kyoto Protocol)
ですね。テレビで「チームマイナス6」とかやってますよね、あれです。
このKyoto Protocolという言葉は、IPCCの報告書にも頻繁に
出てきて、世界的に非常に普及した指標となっています。
このKyoto Protocolによると、日本は地球温暖化の原因となる二酸化
炭素の排出を、1990年と比べて6%減少させなければならない。
で、今どうなっているかというと、いろいろな報告結果がありますが
8%程増加しているのです。
で、この-6%という目標はほとんど達成不可能と言われている。。。
(途上国の環境対策への貢献が、この減少幅に換算できるという方法も
あるのですが、それはとりあえず置いといて)
一方、ヨーロッパはと言いますと、イギリスやドイツは早々と目標を
達成して、自らもう少し厳しい目標を立てて、それを実現しよう
としています。
アメリカはと言いますと、国としてはこの取り組みに同意していないん
ですが、州単位で取り組みつつあります。(現在20州ほど)
日本が達成できない理由としては、元々日本は省エネを進めていた
のでさらなる削減は難しいなど、いろいろなものがあるのですが、
Kyoto Protocolという名前からしても、それを作った際の議長国
としても、情けないものがあると思います。
環境問題がこれだけ重視されている今、日本という国の信頼と品格を
失うことにならなければいいのですが。。。
次に、ちょっと矛盾するようなことを言いますが、実はこのKyoto
Protocolが実現されたとしても、地球温暖化を食い止めるには
まだまだ不十分という研究結果があります。
日本は、今Kyoto Protocolの目標すら実現できていないのに、
実は地球を守るには、その何倍もの取り組みを行わなければ
ならないのです。
はっきり言うと、無駄とは言いませんが、多少省エネやった
ぐらいじゃ地球は救えないのです。
では、どうしたらいいんでしょうねぇ。。。
ちょっと長くなりすぎたので、この続きは次回。


4 件のコメント:
会長、わかりやすいですね。的確にまとめられています。
うやむやだったのが整理できた感じです。
これを当然全部英語で書くわけですね。
頑張って下さい。
次回を楽しみにしています。
提出期限は、いつですか?
どうもです。
読んでくださる方がいるだけでもありがたい。
次回ねー。
近々書きたいと思ってまーす。
地球温暖化、かなり深刻ですね。
僕は大学進学時に、ただ漠然と環境の勉強をしたいと思っていたこともあったけど、
なぜか建築(かっこよさげだったので)に
すすみました。建築で環境と言えば、音環境とか熱環境とか・・・ちょっと違う感じだなーと思ったことを記憶してます。
日本の建築業界ではCASBEE(建築物総合環境性能評価システム)だの屋上緑化だのちょこちょこ動きはありますが、環境負荷の低減というには程遠いと思います。
身近では京都市でもゴミの分別収集が去年からやっと導入されました。実際はゴミ収集車が走る日数は増えているし、リサイクルと言えば聞こえはいいけど、より多くのエネルギーを使用しているなんて本末転倒な話も聞きます。プラスなのは、市民一人ひとりの意識を変えるという効果ぐらいかな。
人は一度手に入れた楽なことを手放すことがなかなか出来ないけど、そんなこと言ってられない状況にあるのもまた事実。
京都市内には車乗り入れ禁止!ぐらいやっても-6しんどいかもね。
Kokiさんってか、つの!
めちゃくちゃリアリティのある話をありがとう。
僕の不十分な知識で言うと、
建築ってのは、地球温暖化対策の重要な要素の一つです。
エネルギー効率のよい建築デザインというのは、これからの時代多くの需要が見込まれると思っています。普段の生活の中で排出するCO2の主要因の一つが冷暖房だからです。
風通しが良く、夏涼しい家。南に大きな窓を持ち、冬暖かい家。地下水を床に循環させ、夏涼しく冬暖かい家、などなど。
それに、日本では中古物件市場がやはり小さい。みんな新築が大好きなわけです。でも、ヨーロッパでは違う(らしい。見たことないけど。。。)。もともと、何十年ってオーナーが変わっても暮らし続ける前提で家を造るので、中古が主流なのです。
それだけ建築資源が削減できるってこと。
その分野ではやはりヨーロッパが進んでいるので、もし関心があれば、その辺りの知識を増やすってのも面白いかも。
絶対、サスティナブルな建築の需要は、今後高まります。
それから、都市の交通も非常に大きな要素です。今、はやっているのは路面電車。環境先進都市として有名なドイツのフライブルグという街は、路面電車を街に網羅させる代わりに、都市内への自家用車の乗り入れを禁止しました。
京都市内って、ほんと交通渋滞がひどいから、このような取り組みは必要だし、きっと京都市役所内でもそのような検討はなされていると思います。京都には世界的な寺社があります。そして、Kyotoprotcolの発祥の地。そのような取り組みを進めれば、きっと京都の魅力はもっと高まるし、世界中からもっと観光客が押し寄せると思う。自動車を制限することによる経済のマイナスと、京都ブランド向上によるプラスをシミュレーションするのも、すごく面白いと思います。
って、ちょっと熱くなってもた。
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